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こしき沢接骨院Blog

こしき沢接骨院のブログ

Sさんの腰痛放浪記(6)

日本版腰痛診療指針
日本でも海外からの情報が入ってくるに従って、厚労省の指示で腰痛の大規模疫学調査が行われ、その結果は先進諸国で出されている腰痛ガイドラインとほとんど同じ結果がでました。
ようやく2012年11月に国内初の腰痛診療ガイドラインが上奏されました。
新潟日報にも昨年の暮れも押し迫った12月31日に掲載されてようやく県民の知るところとなりました。
日本整形外科学会と日本腰痛学会は腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与しており、画像検査などでも原因が特定できない腰痛が大半を占めるとの診療ガイドライン(診療指針)をまとめました。
新聞に掲載された腰痛ガイドライン
“重篤な脊椎疾患の兆候が無い限り、すべての患者に画像検査をする必要はないとしている。
腰痛があればまずエックス線で骨や神経の異常がないか調べる現在の診療の在り方が変わりそうだ。”

また、「思い込ませは逆効果」という小見出しで、指針の策定委員会のメンバーである福島県立医大の矢吹昇司教授(整形外科)の話を紹介します。
“患者が望むこともあり、現状では約8割で画像検査をするが、痛むからといって画像で原因が分かることはじつは多くない。単に加齢で起きている骨や神経の変化を画像で患者に示して「だから症状が悪いんだ」と思い込ませるのは逆効果だ。深刻に考えすぎて安静にするよりは、体を動かしたほうが症状が軽くなる可能性が高い”このコメントは今までの診療のやりかたがまちがっていた。
まちがった考え方で診療してきたため腰痛難民を作ってきたということです。
逆効果とまで言わしめたところに、今回の腰痛指針を上奏した目的が表れています。
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Sさんの腰痛放浪記(5)

ヘルニア呪縛
腰下肢痛があって病院にかかり、レントゲンやMRIでヘルニア画像を見せつけられた患者さんは、これが神経を圧迫しているから痛みが出ているという説明を受け、ヘルニアの呪縛にかかってしまいます。
医療提供サイドがこのヘルニア呪縛から解放されない限り、素人の患者さんはよりひどい呪縛にがんじがらめになり、かくしてヘルニア人生を送ることになってしまったのです。
ヘルニアがあっても痛みの出ない無痛性ヘルニアはどう説明しますか?
先日NHKのクローズアップ現代で腰痛を取り上げていました。
あるデータによると日本人成人の約4割はヘルニアを持っているということが紹介されていました。
たまたま腰下肢痛がでて病院でMRIを撮ってヘルニアの診断をされてしまうのです。
別の問題で腰下肢痛がでていると考えることで、正しいアプローチができます。
椎間板ヘルニア、すべり症、分離症、狭窄症、変形性腰痛症すべて腰の骨5節のみを問題にしてきた長長年の腰痛の概念を変える時期にきています。

2007年の米国内科学会(ACP)と米国疼痛学会(APS)の診療指針
ACPとAPSは患者の分類、画像検査、患者教育、自己治療、薬物治療と非薬物治療に関するガイドラインを出しました。
その中で85%を占めるという非特異的腰痛の患者に対しては、X線、CTスキャン、MRIなどの画像検査やその他の診断用検査を慣例的に実施してはいけないと強く推奨し、こうした検査は神経脱落症状が重傷または進行する患者か、癌や感染症などの腰痛の原因疾患が疑われる患者の場合に限って実施すべきであるとしています。
このことは何を意味するかといえば、腰痛においての画像診断のエビデンスの低さを物語っているのです。
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Sさんの腰痛放浪記(4)

Sさんの腰痛放浪記の要点整理

Sさんはどうして長年の腰痛から解放されたのでしょうか?要点をまとめてみます。
①腰のヘルニアは完全に治っているという医師のしっかりとした説明
②ヘルニアに対する考え方が変わってきたこと、ヘルニアの概念が変わってきたことにより治療法も変わってきていることの説明を受け、今まででしたらヘルニアの常識のように考えられてきたことが、医学知識の進歩で実は間違っていたことに気づき納得した。
③病院任せにしないで、自分でも積極的に指導を受けた体操を自宅でもおこなった。
④結果、腰部の柔軟性も増して、しっかり腰を起こした良い姿勢を獲得した。
⑤大好きなゴルフも再開しゴルフを楽しみストレス解消ができて行動も積極的になり、気持ちまで良い変化をもたらした。
⑥腰痛はたいした事はなく、たとえ腰痛が出たとしても心配しなくなった。
要点を整理してみました。
何も特別高度な治療法で治った訳ではありません。

要点①~⑥までの補足して解説しました。
①②の補足説明
Sさんは二回もヘルニアの手術を受けています。
一回目の手術後の医師の説明で「手術は完全におこなったので、今後は腰痛の心配は無用ですよ」とこのくらい自信を持った説明をして太鼓判でも押してくれていたら、おそらくこの時点で、Sさんは腰痛から解放されていたはずです。
しかし手術を担当した医師は伏線を張って、「下肢の痛みやしびれは残るかもしれませんよ」とこのような逃げ道を先に作ったような印象の説明だったそうです。
昨年は腰痛診療指針も上奏され、各新聞にも腰痛特集で取り上げられ、腰痛の概念が大きく変わろうとしています。
古典的腰痛モデル
1934年MixterとBaarが腰痛や下肢痛の主なる原因として「椎間坂ヘルニア」を提唱し、椎間板ヘルニアは腰椎疾患の代表的な原因のように取り扱われるようになりました。
最新の解剖書でさえ「ヘルニアが神経根を圧迫して痛みや麻痺を引き起こす」と記載され続けています。
元来、運動と感覚の混合神経である神経根が、骨棘や突出した髄核により圧迫されることで麻痺は起こらず、痛みだけが発現するという症状に対しては説明ができません
このような矛盾点はおかしいと感じながら、成書に当たり前に記載されていることだからと、また当代一流の執筆陣がそのように書くのだから間違えが無いと誰しも思ってきたのです。
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Sさんの腰痛放浪記(3)

長年の腰痛からの解放
病院の先生に真剣に訴えたところリハビリ病院を紹介してくれました。
紹介先の病院では、今までとはまったく正反対の説明を受け、今までやってはいけないと言われてきた動作や運動を指導されました。
この病院の整形外科から、すでに椎間板ヘルニアは完全に治っていることをはっきりと説明を受けたのです。
理学療法士の先生から、マッケンジー体操を指導され、「腰を反らしても大丈夫なばかりか、反らした方がむしろ良い、反らして痛いのは反れないから痛い、じゃー反らしましょう」という説明を受けて腹這い反り起き体操を、自宅でも毎日取り組みました。
結果、腰の柔軟性が増し、体幹の可動域も増えました。
姿勢にも変化がでてきました。腰を反らせて胸を張って立つことができるようになったのです。
また「走ってもいいですよ。大好きなゴルフも再開してください」と病院の先生から指導を受け「安静にしている必要はありません。
積極的に行動してください」という言葉に励まされ、奥さん任せにしていた家事や庭仕事も進んでやるようになりました。
体の変化はSさんの気持ちまで良い変化をもたらしてしまいました。
ゴルフも再開し、一か月に一二回はやれるまで回復しました。現在は、長年苦しんだ腰痛とも完全ではないながらも、うまく付き合って腰痛をコントロールできた生活をおくられるようになりました。
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Sさんの腰痛放浪記(2)

手術後の経過
手術後は一時的には症状も軽くなり喜んでいたのですが、数カ月も経過しないうちに、また同じような症状が出てきました。
痛み止めの飲み薬と座薬は手放せなくなり、この責苦はこのまま一生涯続くように思われて、精神的にもかなり参った状態に陥りました。
病院では心療内科を受診するようになってしまいました。
今までの痛み止めの薬のほか、睡眠剤や安定剤も服用したそうです。
しかし症状は悪化するばかりで、食事中も痛みで座っていることができなくなり、満足に食事も取れなくなりました。

再手術とその後
病院の先生の勧めもあり、思い切って再手術をしました。
術後のMRIの画像写真はきれいになっており、今度こそ良くなるという期待でリハビリをがんばりました。
しかし、再発の不安から腰を動かさない生活に戻っていました。
腰をいたわって歩くときにも腰に負担のかからないように前かがみになり歩幅をせまくしていました。
背中、腰、お尻の筋肉は常に張って重だるく、いつ腰痛がでてもおかしくないような体調でした。
そんな時、親しい友人の勧めもあり、他の治療を受けてみようと、接骨院、整体、カイロプラクティックなどドクターショッピングを繰り返してきました。
施術を受けた時はいいのですが、しばらくすると同様な症状の繰り返しでした。
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