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楢山節孝

今日の午前中いっぱい掛かって、お袋を痴呆専門の病院に入院させてきた。家内と二人で考えに考えての苦渋の選択だった。毎日のように昼も夜も無く、10分位に一回は常に誰かを呼んで、ほとんど家内が行くのではあるが、「おしっこがでたい、うんこがでたい。」と呼び続けている。「今したばかりでしょ。」「でも、出たいものは我慢ができない。」「我慢しなさい。」と、自分の要求が通るまで会話は終わらない。こちらが根負けして、ポータブルトイレに腰掛させるまで、押し問答を繰り返す。昨年の暮れに日赤病院に二週間程入院して先週の木曜日に退院したのだが、いっそう症状はひどくなってしまった。私も休みの前の日はお袋に就いて寝るのだが、朝まで一睡もできない。「もう限界だ。おれは二階に行って寝る。」と喧嘩別れのようになって、お袋の部屋を出て時計を見ると朝の六時を回っているのです。こんな状況がだんだん酷くなり、このままでいくと家内がおかしくなってしまうところまで、私たちも追い詰められていたのです。爺ちゃんも二年前に手術した大腸癌の経過がよくなく下血が一ヶ月ほど続いているらしい。でもお袋がこんな状態なので、「こんな婆さん残して先に死ねない。」と言うようになった。しかし、困ったと言いながら病院へはなかなか行かない。自分でも覚悟はできているようだ。
お袋はいろいろ検査をしていただいたが、前の病院と同じ結果でしかない。「認知症が進んでいるので、今日これから入院してもらいます。」と担当の先生が話されたときは、正直これでよかったと安堵の気持ちでいっぱいになった。
お昼頃、出入りにいちいち鍵を掛けて入室する病棟に連れて行かれて、六人部屋に入れてもらったのだが、あまりの凄さにすぐ後悔の念に駆られてしまった。今すぐにでもお袋を連れて帰りたいと思い始めてしまった。お袋以外の五人の患者さんは皆さん寝たきりらしく、意味不明の事を絶えず大声でどなっている人もいれば、ベッドの上でのた打ち回っている人もいた。お袋のほうが何百倍も症状はいいだろう。こんな場所にお袋一人残していかなければならないと思うと、頭の先からふーと血の気が引いて、やっと立っていたような気がする。自分でも病棟の看護婦さんの説明を聞いても、おれはとんでもないことをしてしまっていると考えると、気力が抜けてしまって、上の空だった。家内と二人で逃げるようにして、お袋に会わずに帰ってきた。今、夜8時20分、病院では「お母さん、お母さん」と呼び続けていることだろう。何歳の頃かは定かではないが、お袋とお風呂に入って、いつもお決まりのように、お袋の太ももの上であお向けに寝ながら頭を洗ってもらっていたことを、思い出した。
明日は午後から休診だから、仕事が終わったら直ぐにお袋に会いに行こう。
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