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肩こり(5)

部分を見る医学から全体を見る医学へ

統合医療を唱えてホリスティック医療を実践されている帯津三敬病院名誉院長の帯津良一先生の著作「いい場を創ろう」の中の西洋医学を乗り超えてという小題での一文を紹介します。
少し長い文面ですが、私たち治療家の指針となるものです。

私の専門の食道癌の場合、5年生存率は15パーセント前後のところで頭打ちになっていました。
「15パーセント」という数字は、私がまだ駆け出しの医者で、いまから見るとあまり上等ではない環境のなかで手術をしていた時代とほとんど変わらない。
ということは---いまの医療はどこかおかしいのではないか、基本的に何かが足りないから成果が上がらないのではないか、そう思うようになったのです。
そこで私が考えたのは、がん治療に中国医学を取り入れてみたらどうか、ということでした。
これまで医学の中心であった西洋医学は「部分」を見る医学であり、点を見る医学にすぎない、それがネックになっているのではないかと考えたからです。
身体の中の「点」(臓器)だけを見ていたのでは、医療が「いのち」にまで届かない。
いのちにまで届かなければ、いくら医学が進歩したところで限界があるのではないか。
たしかに西洋医学は「部分」を見ることには長けているけれども、部分と部分のつながりを見たり、その関係を捉えようとする視線を欠いている。
しかし、一番大事なのは点と点のあいだのつながり、つまり「線」を見ることことではないのか。
それが私の直感でした。
そこで「線」を見る医学「つながり」を見る医学はなにかと考え、辿り着いたのが中国医学だったのです。
---中略---じっさい、臓器というものは、心臓でも肝臓でも、身体の中で孤立しているわけではありません。
血液や神経、リンパ液などのはたらきによって他の臓器と連絡をとりながら身体全体として機能しています。
中国医学はそうした全体性を見ようとするのです。
それに対して西洋医学は障害の起こった臓器だけしか見ようとしない。
だからがんのような難しい病気を相手にした場合、壁にぶち当たってしまうのではないか。
---と考えたのです。
西洋医学に比較した場合、中国医学は確かに科学的ではありません。
しかし中国医学には、今触れた弁証論治のように、長いあいだの経験に基づいて人間をまるごと見ようとする伝統があります。
人間を機械のように扱って、臓器をその部品のように見ている西洋医学とはそこが違います。
西洋医学が「点」だけをみているとすれば、中国医学は「線」に目を注いでいる。関係を重視する医学だといえます

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