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人はなぜ治る?なぜ治らない?(2)

治るスイッチ
大阪でアレルギー専門にふくずみアレルギー科を開業されている吹角隆之先生の昨年10月の講演内容をまとめてみました。
私はNAETアレルギー療法を5年程習っているのですが、そのセミナーで年に一回、吹角先生も出席されます。
その際、先生の今までの経験を講義してくれます。
今回のお話は治るスイッチの入れ方という内容でした。
吹角先生の患者さんはアレルギーと名が付くいろいろな患者さんが来院されるそうです。
例えばCS(科学物質化敏症)の患者はいろいろな医療機関でCSの診断を受けてこられるそうです。一般的にはCSの診断を下されても、治療法は無いそうです。
対処療法でしか治療できません。
「先生、私はCSですか?」と患者さんが吹角先生に尋ねます。
先生は「違うよ、あなたはCSじゃないよ」CSと分かっていても先生は否定するそうです。
病名のこだわりは捨てて、はっきり言って病名はどうでもいいそうです。
それでも患者さんは何度も繰り返し同じ質問をするそうです。
「CSは治りますか?」先生は「治りますよ、心配しないで治しましょう」と、いつも言っているそうです。
患者さんも先生自身も治らないという限界をつくらない、治るに違いないと常に先生自身も思っているそうです。

ピグマリオン効果の話も参考になります。
学校の先生や親が賢いと思って育った子供は賢く育つそうです。
治ると思って治療すれば治るそうです。
治療者側から治らないというマイナスのエネルギーを追い出すこと、治せると思う心が何よりも大切です。
患者さんには、もんもん感を安定感に、ストレス感をイキイキ感に、治療もどんなことでも、いちいち価値を付けて、なるほどと思わせることで心の治癒力を引き出すのです。
成功体験を無意識レベルに積み重ねていくのだそうです。
患者さんは症状の出現と症状の改善の間を行き来するわけですが、思い込みを見つけて、囚われから開放されれば、治るきっかけをとなり、治るスイッチが入るそうです。

私達柔整師にもたいへん参考になる内容です。
整形外科で治らないと診断を受けて、治らないと思っている先生の治療をどのくらい多くの患者さんが受けていることでしょう。
治らないと思って治療している先生と、治らないと思って通院し通院している患者さんとの治療は、間違ってもうまくいきません。
実際にこの効果は多くの先生方の実証済です。
ぜひ新年の新たな気持ちで取り組んでみてください。
この吹角先生の友人で整形外科の先生がいるそうです。
この整形の先生は、治らないと当たりまえのように思っていた疾患が治ってしまった成功体験を経験して、自分でも治るかもしれないと思い始めたそうです。
そのうちに、なんと他の患者さんまでどんどん治りだしたそうです。
吹角先生に飲み会でつくづく、「おれが治ると思い始めたら、うちの患者はどんどん治っていくんだよな」と自分でも不思議そうに話されたそうでです。
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